VRで遊んでいると、自らの分身となるキャラクター「アバター」に愛着が湧く。ともすれば、「推し」だという人も少なくない。VR記者カスマルもその一人だ。
3Dアバターを「推しグッズ」として気軽に持ち運ぶ手として、例えば「ヘアブラシ」がある。プリアップ(神奈川県横浜市)が日本総代理店を務める、英国生まれのヘアケアブラシ「TANGLE TEEZER(タングルティーザー)」が2023年12月から提供しているサービス「マイタングル」で、好きな写真やイラストをブラシにプリントできる。実際に、VR記者カスマルの3Dアバターをブラシにデザインしてみた。
世界に一つだけのブラシを
「マイタングル」では、「タングルティーザー」を持ち歩きに便利なコンパクトサイズにしたヘアケアブラシ「コンパクトスタイラー」のデザイン面に、好きな写真をプリントできる。大きさや角度も自由にカスタマイズ可能なので、オリジナリティあふれるブラシに仕上げられる。「名入れ」や「ギフトボックスへの変更」なども、オプションとして用意がある。
注文手順は簡単だ。「マイタングル」商品ページにアクセスし、画像をアップロード。画像を好みの大きさや角度に調整したら、ブラシの本体カラーをアイボリーとブラックの2色から選ぶ。
カスマルは今回、ジェイ・キャストの常設メタバース空間「バーチャ場」にあるVR編集部内のバーカウンターを背景に、立っているカスマルの画像をアップロード。ブラシ本体カラーは「ブラック」をチョイスした。
2Dイラストとは違い、3Dアバターには奥行きがある。立体感を損なうことなく、きれいにプリントできるのか。注文から受け取りには4~10営業日かかるので、到着を待つ。出来上がりが楽しみだ。
ちらっと見えただけで「かわいい」!
注文から一週間後、マイタングルが届いた!「TANGLE TEEZER」と書かれたシックな黒箱に入っていたので、スライドさせて開ける。開封途中に、ちらっとカスマルの顔が見えた。既に「かわいい」。
ブラシ本体が、流れるような形をしているにもかかわらず、画像が歪んでいる様子がない。
アップロードした画像が忠実に再現されている。ブラシ下部に入っているロゴマークは、画像を邪魔せず良い味を出しており、アクセントになっている。
ブラシとしての機能はどうか。カスマルマイタングルで実際に髪をとかしてみたところ、普段使っているブラシと比べ、枝毛が落ち着き、まとまるように感じた。掴みやすい形であるうえ、余裕をもって片手におさまるサイズ感で軽いので、負担なくブラッシングできるのが魅力だ。機能もデザインも申し分ない。
プリアップ広報に取材した。マイタングルはスタッフが一つ一つ製作をしており、中には「手作業」の工程も含まれている。「余白が出ないこと」「希望の配置で製作する」ことを意識して手掛けているそうだ。
なお「マイタングル」商品ページで、ブラシのデザイン面に画像を貼りつける「カスタマイズ」は無料でできる。「興味がある人は、カスタマイズだけでも触ってみてほしい」という。そのうえで、拡大や縮小、回転の具合で仕上がりの印象が変わるので、注文する場合は納得いくまで微調整を、と話した。
なお、マイタングルには下記のような画像は使用できない。注文の際は注意が必要だ。
・自身が権利を所持していない、または使用許諾が無いアニメ・コミック・キャラクターなどの複写物やイラスト(2次利用を含む)
・自身が撮影した、撮影していないに関わらず、使用許諾が無い、有名人(芸能人・ミュージシャン・スポーツ選手など)の写真
・権利所持や使用許諾が無い、企業・団体のロゴ・マーク(ブランド名も含む)写真やイラスト