水石亜飛夢が「イケメンゴリラ」「ジュリエット」に!? 幼なじみとドタバタ即興劇

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【作リエイターズアトリエ(通称「作リエ」)】
テレビアニメ「ポプテピピック」のゲームパートを描き、映像制作やイベント主催など、フリーランスでマルチに活躍する山下諒さん。隔週水曜夜、各分野で活躍中のゲストクリエイターや美大生を招き、山下さんがMCとなって、「創作」をテーマに、ツイッターの「スペース」や「オンラインセミナー」で語らう企画が「作リエ」だ。
連載では、スペースで出た話題から、エッセンスを抽出してお届けする。未来のゲストは、今この記事を読んでいるあなたかも?

   第35回のゲストは、俳優の水石亜飛夢さん。スーパー戦隊シリーズ『魔進戦隊キラメイジャー』押切時雨(おしきりしぐる)/キラメイブルー役をはじめ、ドラマや映画、舞台などで幅広い役柄を演じている。山下さんとは同じ小中学校に通った幼なじみで、今も親交が続いている。

   今回のテーマは「水石亜飛夢に山下諒に『無茶ぶりお題』求む! 童心に返って即興劇大連発」。スペースアーカイブはこちらから。

  • 俳優の水石亜飛夢さん
    俳優の水石亜飛夢さん
  • 俳優の水石亜飛夢さん

「ウホに言いたいことあるウホよな......?」

   学生時代「剣道部3人、演劇部2人から成る仲良しグループ」の一員だった山下さんと水石さんは、漫画の合作やお泊り会を楽しんだ親友同士。そのお泊り会での恒例イベントこそが、即興劇だった。水石さんにとって「芝居の原点」とも言えるという。

   スペースではまず、「山下さん扮する女子高生が、水石さんが演じるイケメンゴリラ先輩に告白する」シチュエーションを例題として演じた。水石さんによると、幼い頃「(仲良しグループの中で即興劇をした時)俺と山下のコンビってあんまり評価が高くなかった」、「困ると最後は大体、爆散して終わった」そうだが、大人になった二人の即興劇はこれいかに。

   水石さんは最初の一声、

「ウホ」

だけでリスナーの爆笑をかっさらう。はじらう山下さんに「ウホに言いたいことあるウホよな......?」と詰め寄ったかと思えば、突如ドラミング!スマートな体躯に整った顔立ちで「イケメン俳優」と呼び称される水石さん、実は笑いに対して非常に貪欲。カッコよさだけが魅力ではないのだ。即興劇の全容は、スペースアーカイブにて(28:44~)。

   リスナーから寄せられる即興劇のリクエストを待ちながら、山下さんは水石さんの素顔を次々明かしていった。学生当時、山下さんは(水石さんが)まさかイケメン俳優として活躍するとは思わなかったそう。なぜなら二人が属していたグループは「どちらかというと、冴えない側だった」からだ。

水石さん「何も問題が起きないよう、教室の片隅でこっそりと息をひそめて生きていたよね我々」

   ふざけ合える友人の輪の中で、ギャグ漫画作りや即興劇を楽しんだ日々。さらに「変顔こそが必殺技」と語る水石さんは、相手を笑わせたい気持ちがとても強いと明かす。笑うとストレス発散になり、幸せにもなれる。良いことづくめだ。

水石さん「笑ってくれるのが、すごくうれしくて。今も芝居とかで、『ちょっとここアドリブでやってほしいな』と言われた瞬間に火がついちゃう」

   もちろん、ふざけるだけが全てではない。作リエ恒例の質問「仕事をする上で最も大事にしている、クリエイティブの柱」について、己に与えられた役割について「存在している意味」をとことん考えることだと答えた。

「自分が芝居をするうえで『魂』のようなものを吹き込む時、この作品が作られる意味や、誰のため、何のためなのか、届いた人にどうなってほしいのかを考えます」

   この考えは、たとえ1分の即興劇に向き合う時も例外ではない。二人がスペース中に挑戦したお題「町田の駄菓子屋さんにて、300円までの予算内で、何のおやつを買おうかケンカしながらイチャつくロミオとジュリエット」を聞くと、水石さんのひたむきさが伝わる。詳しくはアーカイブにて(40:33~)。

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