イーロン・マスク氏に買収された旧ツイッターは2023年7月、サービス名を「X」に改めた。ブランドロゴも青い鳥からXのマークに変更され、ユーザー投稿の名称は「ツイート」から「ポスト」になった。
23年の終わりに入っても、著名人のポストについて報じるとき、メディアでは「X(旧ツイッター)」という表現がいまだによく使われており、「ツイッター」の名がいかにネットユーザーになじみ深いかわかる。ツイッター買収後の激動は、年間を通してユーザーの間で大きな話題になり続けた。
ChatGPTで旧ツイッターの代わり作る
■「Twitter Blue」お金払っても広告は残る 「割高だ」不満がツイッターに続出
Xの有料プランは、日本では旧ツイッター時代の23年1月に「Twitter Blue」としてサービス開始した。当時は課金により、「表示される広告数が半分に」なる機能が実装されるとの告知が出された。有料でも、広告が残る。この仕様に、ツイッター(当時)上では「割高」とする反応が相次いだ。
■ChatGPTでツイッター作りました 指示を重ねて「本家」顔負けのアプリに
旧ツイッター買収後のさまざまな仕様変更を受けてか。国内外では、プログラミングに対応している対話型AI(人工知能)「ChatGPT」を使い、ツイッターを模倣したアプリを作らせる試みが出た。
■クライアントアプリ「feather for Twitter」終了も マストドンでよみがえる
23年には、旧ツイッターと外部アプリを連携できる「Twitter API」の有料化により、ツイッターに関連したサービスが次々に終了した。公式アプリのようにツイート(投稿)閲覧ができる「クライアント」アプリ、「feather for Twitter」もそのひとつ。ところがその後、ツイッターのようなSNS「マストドン」に対応したクライアント「feather for Mastodon」をリリースしている。