新型コロナ関連死者、10月は3000人超 感染者、再び増加の気配

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   厚生労働省によると、2023年10月の1か月間に、新型コロナが最も死亡に影響したとされる死者は全国で1558人。また、新型コロナが、死因となった病気の経過に影響を及ぼした人も含めた死者数は3166人だった。12月末に公表した。

  • 「コロナを原死因とする死亡者数」も徐々に明らかに
    「コロナを原死因とする死亡者数」も徐々に明らかに
  • 「コロナを原死因とする死亡者数」も徐々に明らかに

正確な死者数も次第に判明

   同じ数え方によると、5月は620人と1379人。6月は772人と1596人、7月は1418人と2489人、8月は2864人と4973人、9月は2837人と5270人だった。

   厚労省は順次、この数字をさらに精査し、「コロナを原死因とする死亡者数」も明らかにしつつある。それによると、5月は986人、6月は1154人、7月は1878人。現在は7月までしか公表されていないが、「新型コロナが、死因となった病気の経過に影響を及ぼした人」の7割強が「コロナを原死因とする死亡者数」となっている。

   第9波が本格化したとされる6月から、ほぼ収束したとされる10月までの「第9波」では、間接的にコロナが関係しているケースも含めると、死者の合計は約1万7000人。その7割強の約1万2000人が「コロナを原死因とする死亡者数」だったと推定できる。

4週連続で増加

   新型コロナの感染症法上の扱いが2類だったときは、死者数が毎日公表されていた。しかし、今年5月に5類に移行後は、市区町村に提出された死亡届と死亡診断書の情報を、都道府県経由で収集して公表する方式に変わった。このため、死者数の把握・公表は、実態と約2か月のタイムラグが生じている。「原死因とする死亡者数」はさらに時間がかかっているが、「第9波」でもかなりの死者がいたことが次第に明らかになりつつある。

   「第9波」は10月段階でほぼ収束したとみられるが、直近の感染者は再び増加傾向にある。厚労省によると、全国約5000の定点医療機関に12月11~17日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数は、1定点あたり4.15人。前週(3.52人)の1.18倍で、4週連続で増加した。都道府県別では山梨の9.63人が最多。北海道9.31人、長野8.49人などが目立っている。

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