新型コロナ関連死者、10月は3000人超 感染者、再び増加の気配

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4週連続で増加

   新型コロナの感染症法上の扱いが2類だったときは、死者数が毎日公表されていた。しかし、今年5月に5類に移行後は、市区町村に提出された死亡届と死亡診断書の情報を、都道府県経由で収集して公表する方式に変わった。このため、死者数の把握・公表は、実態と約2か月のタイムラグが生じている。「原死因とする死亡者数」はさらに時間がかかっているが、「第9波」でもかなりの死者がいたことが次第に明らかになりつつある。

   「第9波」は10月段階でほぼ収束したとみられるが、直近の感染者は再び増加傾向にある。厚労省によると、全国約5000の定点医療機関に12月11~17日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数は、1定点あたり4.15人。前週(3.52人)の1.18倍で、4週連続で増加した。都道府県別では山梨の9.63人が最多。北海道9.31人、長野8.49人などが目立っている。

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