投資グループがオーナー
それにしても、ドジャースはなぜこんなに高額の契約金を用意できるのか。朝日新聞は12月12日、「大谷翔平、新天地へ 巨額契約を可能にした背景を球団経営から探る」という記事を公開、その秘密を明かしている。
同記事によると、ドジャースを所有するのは米国の実業家、マーク・ウォルター氏らによる投資グループ。潤沢な資金で積極的な補強を続けてきた。
米国では日本と異なり、ほとんどのチームが個人所有であることが、有力選手獲得に資金をつぎ込む背景にあるという。多くのオーナーは野球以外の分野で資産を築いており、チームを通じて収入を得るよりも、勝利による「知名度」を求める傾向にある。ヘッジファンドの経営で巨額の資産を得てニューヨーク・メッツを購入してから、大型契約を重ねているスティーブ・コーエン氏らが典型だという。