渋谷・原宿「街ごと遊べるメタバースコンテンツ」に 「チェキ」待ち列がスゴい

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VTuberが背後から......

   一方の渋谷会場「SHIBUYA109」と「Shibuya Sakura Stage」。

   人気クリエイターや声優が登場するステージイベントを開催する「Shibuya Sakura Stage」に足を運ぶと、前方の巨大スクリーンに「VR空間内にあるクリスマスツリー」と「お絵描きコーナー」が投影されている。来場者が書いた絵がそのまま「オーナメント」となって、すぐにツリーへ飾り付けられるのだ。

   記者がスマイルマークを描くと(画像3)、VR空間内にいるアバターが即座に反応。クリスマスツリーへ新たに飾られた「スマイルマークのオーナメント」へにこやかに近寄り、「ちゃんと飾られているよ」という様子で頭上で丸を作ってくれた。

VR空間内のクリスマスツリー。写真中央が、記者が描いたスマイルマーク
VR空間内のクリスマスツリー。写真中央が、記者が描いたスマイルマーク

   お絵描きを終え、次に何を見て回ろうか悩んでいると「こんにちはー!」と元気な声が背にかかった。振り向くとそこには人......ではなく、「VTuberロボット」。可動式の縦長モニターに、かわいらしい少女が映っている。

   驚いて辺りを見回すと、モニター内の少女がもう一度「こんにちは!」と呼び掛けてきた。記者が会ったのは、VTuberの「たかのは」さん。日時別に、さまざまなVTuberが入れ替わりで搭乗し、会場内を回って来場者をもてなしているようだ。たかのはさんは、記者が一人でぽつんと立っていることに気づき、声をかけてくれたのかもしれない。

   モニターには「写真&録画OK」とある。撮影許可を取ってカメラを向けると、たかのはさんは「すごく素敵なカメラ! 撮っていただけてうれしい~!」と笑顔に。タイムラグを感じることなく、自然なやりとりができた。

   現実世界の各会場で取ったアクションがリアルタイムでVR空間に反映され、そこにいる人(アバター)が反応を返してきたり、アイテムに変化が起きたりと、「双方向コミュニケーション」の数々を堪能できるイベントだ。イベント主催であるHIKKYや出展企業だけでなく、日頃からVRに慣れ親しんでいる一般ユーザーも一丸となり、リアルとVRの両面を同時に盛り上げようという機運が感じられた。

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