「ウサギ」を5分間追い回す
最後は「パラリアル沖縄」ブース。といっても、海の中だ。国際通り、沖縄県の離島、首里城をイメージした3エリアで構成されている。
鮮やかな明るい街並みを横目に進むと、「線で描かれた蝶の絵」が飛んでいるのが見えた。パイロットコーポレーション(東京都中央区)の出展ブースだ。ここでは、設置されているキャンバスに、備え付けの筆記具で絵を描くと立体となって浮かび上がる。HIKKYの担当者によると、もし小さな点を打っただけだとしても「スケッチブックに描いた内容がそのまま」立体化されて広場に出現するという。
早速カスマルも体験。キャンバスに、棒人間を描いてみた。描き終わったら右上にあるボタン「OK」を押すと、絵が浮き出た! ウキウキで近づいてみる。
カスマル「あれ? 動かない? もしかして『植物』として認識されてる......?」
揺れることもなく、びくともしない自作イラスト。周りにある他の絵は動いているのに......。もう一度挑戦だ! 今度は「ウサギ」を描いた。
すると今度は立体化するや否や、予測のつかない動きで、辺りを激しく駆け回り始める。撮影しようにもツーショットなど夢のまた夢。5分ほど追いかけ回し、やっとの思いでフレームに収めた。自分が描いたウサギを追いかけまわすなんて、初体験だ! 三ブース三様の、「VRならではの体験」が味わえた。
「バーチャルマーケット2023 Winter」はリアル会場でもイベントを16日、17日に予定している。