VRアバター2000人を分析、使用率傾向は 「ケモノ」ユーザーはレア?その理由

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「人間主催のイベント」に興味ない

   なぜ「ケモノ」アバターは、常に一定数(1~3人(匹)程度)しかイベントには参加していないのか。調査結果を踏まえ、あしやまさんは、VRChat、Discordなどで交流を行うケモノ系イベント「KemoCafe」参加者を中心に、ケモノ(アバター)ユーザー複数人にヒアリングした。得られた意見はこうだ。

●ケモノに興味があるのであって、人間(や、亜人間)のアバターに興味があるわけではない。なので、人間主催のイベントについてもあまり興味がない

●ケモノユーザーは「VRChat」イベントカレンダーをあまり利用していない。イベントの告知も他のケモノ系イベントで告知することや、X(旧Twitter)で告知するだけのことが少なくない

●ケモノユーザーは表に出たがるようなタイプは多くはないので、大規模なイベントには行かない

●一般のイベントにいる「ケモノ」はケモナーではなく、普通の人がファッションで「ケモノ」を利用している可能性

   上記をもとに、あしやまさんはこう考察した。

「ケモノユーザーは、自分のなりたい姿がより明確で、かつ同じケモノとの交流を望んでいると考えられる。また、あまり公に露出することを望まないユーザーも少なくない。そのため、ケモノ以外のイベントに行く理由があまりないものと考えられる」

   さらに、あしやまさんが別途で調査を行ったところ、「美少女」のアバターを使うユーザーは「強い意志を持って美少女アバターを使っている傾向は強くない」ものの、ケモノユーザーはある程度、強い意志をもって利用している傾向がある、という可能性が示唆された、と発表資料にある。

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