ガザで奮闘「国境なき医師団」とは? 活動費の99%以上が「一般寄付」

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「みんな停戦を願っている」

   日本事務局は1992年に発足。2022年には「国境なき医師団日本」から、26の国・地域へ89人(のべ119回)が派遣された。

   12月6日段階では、ガザでは日本人メンバーとしてはただ一人、中嶋優子医師が残り、医療活動を続けていた。12月3日、FNNの取材に応じた中嶋さんは、

「わたしたちの寝泊まりしている建物も揺れたり、赤い光が窓越しから見えたり。本当に近くまで迫っているというのは、身をもって感じる」
「手術中に停電した時は、携帯で光を照らしながら手術を続行したり...。自分自身として感じているのは、戦争に比べて無力さというか...。1人ひとりの医療者が頑張るも、たかが知れている。(医療体制が)追いつかないから。みんな停戦を願っている」

と、現場の厳しい状況を伝えている。

   「国境なき医師団日本」の収入(2022年度)は、130.2億円。個人を中心とした民間からの寄付金が99.9%を占めている。人道援助活動のための支援者の内訳は、一般個人が40万8198人、一般法人支援社が8337社、その他支援団体が1587団体。支援者総数は、前年比で約4.1%増加した。

   今年10月以降、寄付金額、寄付者数とも平時の2~3倍に増えているとのことで、さらなる支援を呼び掛けている。

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