VRChat人気の影に巨大な「伏兵」 クリエイターら注目のプラットフォーム(後編)

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それでもVRChatが強いのは

   VRChatではclusterと比べて、ワールドやアバターで表現できる自由度の高さが強みになるようだ。

   若宮さんによると、ユーザーがメタバースに深くはまっていく過程では、受け身の姿勢でイベントなどを「体験」するゾーン、次に、自分から積極的にイベントなどに「参画」するゾーン、そして空間などを自身で「創造」するゾーンの3段階がある。

   ユーザーがメタバースにのめりこんでいくうえで、「参画」ゾーンにおいて「アバター」の概念が重要になるという。「メタバースがユーザーにとって現実と同等に重要な存在になるには、『この世界では、自分はこういう姿をしている』というアバターによるアイデンティティーの確立が必要」とのことだ。

   この点、ききょうぱんださんは、「VRChatだと、アバターはかなり作り込みできます」と語る。「アバターの手からいろんなものを取り出したり、『変身』したりと、『アバター芸』という概念があるほどです。cluterでは表現できないギミックもあるため、自分をより(自由に)表現したい人は、VRChatを好むのではないかと思います」と続ける。

「表現したいことが完全にできる点で、 VRChatの方が『沼』が深いかもしれません」(若宮さん)
「VRChatが強いといわれるのは、まず、ユーザーが自分の好きなものを表現でき、好きな姿になることができて、そしてみんなの『好き』を楽しめる。だからこそ、プラットフォームとして『住みつく場所』になっている気がします」(おむさん)
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