初デートでうんこ漏らし寸前! 事前準備したせいで「悲劇」

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薬は効果や時間によって選ぼう

   七海さんが服用した刺激性下剤は、服用後、早くとも8時間ほど経って効果が出てくる薬です。長い場合だと10時間以上かかることも。飲んだ翌日の昼ごろまで便意がなかったのは、効果があらわれるまでに時間がかかってしまったから。

   さらに、刺激性下剤は大腸のぜん動運動(便を排出するための腸の動き)を誘発することでうんちを無理やり排出させるため、腹痛と下痢を起こしてしまったと考えられます。薬の量を増やしても排便のタイミングをコントロールすることには繋がらないため、「2,下剤の種類を変える」が正解です。

   刺激性下剤で腹痛や下痢を起こしてしまうのは、服用者にとって薬の効果が強すぎるため。刺激が少ない「塩類下剤」を選ぶと、苦しみから解放されるかもしれません。塩類下剤は腸内の浸透圧を変化させてうんちを柔らかくし、排便をうながします。服用後2?3時間で効果があらわれるので、七海さんのように「不意打ちの便意」に見舞われにくくなります。

   ただし、重度の便秘症でぜん動運動が低下してしまっている場合は、うんちが柔らかくなっても排便できないことがあります。自分の症状によって適切な薬を選ぶことが重要です。

   また、下剤の量は、下剤によって出したうんちの状態によって適正量を見極めることが大切。下痢状態で排便される場合は、適正量ではないので量を減らすようにしてください。決められた使用量以上を使うことはNGです。用法用量を守ったうえで改善されない場合は、病院を受診しましょう。

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