74歳で旅立った谷村新司さん 石川啄木の愛読者だった

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   「昴」や「チャンピオン」の大ヒットで知られるシンガーソングライターの谷村新司さんが、2023年10月8日に亡くなっていたことがわかった。74歳だった。半世紀以上にわたって、音楽活動を続けた谷村さんは「いい日旅立ち」など、他の歌手に提供した曲も含めて、多数の作詞作曲でも知られた。

  • 石川啄木の愛読者だったという、谷村新司さん(画像はイメージ)
    石川啄木の愛読者だったという、谷村新司さん(画像はイメージ)
  • 石川啄木の愛読者だったという、谷村新司さん(画像はイメージ)

数百に及ぶ作詞

   谷村さんは1948年生まれ。高校在学中にフォーク・グループを結成。1968年、シングル「どこかに幸せが」で東芝レコードからデビューし、71年12月には、堀内孝雄さんと「アリス」を結成。翌年、矢沢透さんも合流した。

   シンガーソングライターの草分けの一人として、多数の作品を「作詞作曲」している。インターネットで検索すると、作詞は数百に及ぶようだ。同世代の井上陽水さん(1948~)や吉田拓郎さん(1946~)らと同じように、長期にわたって、日本のミュージックシーンをけん引してきた。

   紅白歌合戦でも歌った「チャンピオン」や「いい日旅立ち」は、歌の主人公にまつわる人間ドラマや心の動きが、映像として目の前に鮮明に浮かび上がってくる。聴き手がストレートに感情移入できる作品として大ヒットした。代表作の「昴」は、宇宙的空間を舞台にした異色の歌で、アジア圏でも広く受け入れられた。

姉妹サイト