無線形式に切り替わって
PSシリーズのコントローラーは、もともと有線で本体と接続して遊ぶ仕組みだったが、PS3以降は無線(ワイヤレス)形式に切り替わっている。これに技術的なコストがかかると、前出の安田氏は分析する。
また無線駆動に伴い、コントローラーにはバッテリーが導入されたが、これも値段上昇につながっていると続ける。安田氏によると、近年ではEV自動車などリチウムイオン電池を用いる機器が増えており、その価格が大きく上がっているという。
またこうした事情からコントローラーの卸売価格が上がると、店頭に並ぶときの希望小売価格も小売業者の利益確保のために上げざるを得ない。
そして、円安だ。価格を世界的に統一していくうえで、日本国内のPS5や周辺機器の価格を引き上げる必要があると分析する。
とはいえコントローラーは遊ぶ上で必需品のため、すぐに周辺機器の買い控えなど購買行動に影響が出るとは考えづらいと推測した。
なおPSシリーズ公式の「Playstationサポート」サイトによると、10月11日現在、DualSenseの修理、交換費は6050円だ。コントローラーが壊れた場合、買いなおすにしても修理依頼するにしても一定の費用がかかる。