費用公表する理由は
前出の取材に応じたVTuberによると、自身の初期費用としては、まずモデル代を安く抑えつつ8000円を投じた。機材はすでに所有していたため、費用ゼロ。マイクやオーディオインターフェース、キャプチャーボード(ゲームの画面などを録画できる機材)で2万6000円、合計3万4000円かかったという。
近ごろは動画に限らず、こうした初期費用についてSNS上で明かす事例を見かけると続ける。VTuberたちが費用を公表する動機について、見解を聞いた。
毎日のように新たなVTuberが登場するなか、初期費用が単純に気になる人が多いと考えられること。費用がかかったため、YouTubeのスーパーチャット(投げ銭)機能を通して「支援してもらいたい」というVTuberの思惑。「話題作り」の一環として。あるいは、費用を公表するというはやりの流れに乗るためではないか、などと推測した。