「人より秀でたものがない」クリエイターへ贈る言葉
任天堂の大ファンである山下さんからは、「前田デザイン室」室長・前田高志さんにまつわる質問も飛び出した。元・任天堂デザイナーである前田さんによる、「クリエイターに刺さる名言」を聞いて、すごさの片鱗を少しでも味わいたいそうだ。
ミッチーさんは「皆さんの考える前田さんと、僕が身近で見てきて感じた前田さんとはもしかしたら違うかもしれない」と前置きしつつ、自分の心に深く響いたフレーズを紹介してくれた。「人より秀でたものがない」、「何をやればいいのかわからない」と立ち止まってしまっているクリエイターへ贈る言葉だ(53:20~)。
「誰でもできることを、誰よりもやれ」
最後に、作リエ恒例の質問「仕事をする上で最も大事にしている、クリエイティブの柱」について。ミッチーさんの答えは「当事者になること」だ。「自分事化」とも言い換えられる。どんなことも「自分だったらどうするかな」と考えるようにしているそうだ。
「イベントもモノ作りも、やらされているとあまり面白くないのですが、自分事になっていると楽しい。全てがチャンスに見えてくるし、周りの人も認めてくれると実感しています」
スペース終了後の二人に話を聞いた。山下さんは、一つ一つのマインドが心に深く突き刺さったそう。耳に痛いエピソードが少なくなかったようだ。
「スペースが終わった後には、やつれていたと思います(笑)......が!良薬は口に苦しと言う通り、今回話していただいたことを肝に銘じて生きたいと思います!」
ミッチーさんは、「前田デザイン室」での活動を通じ、作リエ第27回ゲストのMionさんと知り合っていたことで今回の出演につながった経緯に触れ、
「これからも偶然を大切に、(でも、なんでもやろうとはせず無理なく...笑)、未知への挑戦を楽しんでいきたいと改めて思いました!」
と、スペースで紹介したマインドも踏まえてコメント。良き出会いと縁に感謝した。
第30回作リエは、2023年10月4日実施予定。