「Miffyマスコットウォッチ」のカプセルトイを紹介した動画が、TikTokで184万回再生されている。「かわいい」「欲しい」などと複数コメントがあり、話題だ。カプセルトイそのものの人気が高まっており、近頃は大型専門店が増えている。
J-CASTトレンドは、カプセルトイの大型専門店を運営するトーシン(北海道帯広市)を取材。大型店展開の狙いなどを聞いた。
インバウンドでカプセルトイ人気に
カプセルトイの大型専門店は、文字通りカプセルトイマシンのみを扱った無人の店舗だ。店内に入ると、カプセルトイの販売機がズラリと並んでいる。
大型専門店は近年、次々に登場している。2018年12月にトーシンが、札幌市中央区に「#C-pla 4丁目プラザ店」を、19年1月には、ルルアーク(福岡市)が「ガチャガチャの森」を大型商業施設「越谷イオンレイクタウン」(埼玉県越谷市)に、それぞれ開店した。バンダイナムコアミューズメントは20年8月、「ガシャポンのデパート」を横浜市、福岡市にオープンしている。
取材に応じたトーシン広報によると、カプセルトイ流行のきっかけは「インバウンドブーム」だという。訪日外国人が帰国する際に小銭などを使い切るため、空港に設置されたカプセルトイマシンを利用。そこで土産として購入し、人気が出た。
カプセルトイは、以前は子ども向け玩具が多かった。だが最近は、20〜30代の大人向け商品が出始め、この年齢層の人気が上がったという。そのことから、カプセルトイのメーカーが増え、商品を毎月入れ替えるようになり、多様な商品展開ができるようになった。現在は、利用者全体の男女比で女性が75%との話だ。