「アレ」の後に飛び込み続出
9回表、巨人の最後の攻撃。4-3で阪神が優勢だが、1アウト2塁でピンチとなった。バーチャル道頓堀の阪神ファンからは「アレ(編注:優勝のこと)できるのか?」「やめてくれえ~」と不安げな声がもれる。しかし最後、阪神・岩崎優投手が巨人打者を2者連続で打ち取ると、「アレした!?」「アレだあ~!」との歓声が一斉に響いた。
優勝決定後の22時、記者は改めて「ダイブしよう集会」へ向かった。阪神ファンやそうでない人も含め、イベントには20人以上が参加。テンションが上がった様子のユーザーたちは、思い思いのタイミングで飛び込んでいく。あくまで「バーチャル」での出来事だ。
現実でいう「かに道楽」がある側か、グリコの看板がある側か、どっちから飛び降りるか「こっちじゃなかったっけ?」と迷っている様子の人も。果たして「正解」があるかは不明だ。興奮したのか、1人で2回以上連続して飛び込むユーザーもいた。
途中で橋のグリコ側のふちに10人近くのアバターが立つと、ユーザー同士で「3、2、1」とタイミングをとり、集団で一斉に道頓堀川へ飛び込むシーンも。現実の道頓堀川へ飛び込むと当然危険だが、バーチャル道頓堀の場合は飛び込んでもワールドの入口にワープさせられるだけで済む。