新型コロナ37都道府県で拡大 神奈川は「第8波」を上回る

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   新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。お盆前にいったん収まりかけたが、お盆明けから再び増加、定点把握による新規感染者数は、今年5月に感染法上の扱いが5類になってからの最高値を更新し続けている。とくに東日本での感染拡大が目立っている。神奈川県では、今年初めの第8波を超える感染状況となっている。

  • 東日本での感染拡大が目立っている(写真と本文は関係ありません)
    東日本での感染拡大が目立っている(写真と本文は関係ありません)
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岩手が2週連続で全国最多

   厚生労働省の発表によると、2023年9月3日までの1週間で、1定点医療機関あたりの新規感染者は20.50人。前の週の1.07倍になった。

   都道府県別では、岩手が2週連続の全国最多で35.24人。宮城32.54人、秋田30.61人など相変わらず東北地方が多い。37都道府県で前の週より増えている。東日本では、青森県が微減した以外、すべての都道府県で増加している。また、全国的にいったん減少に転じていた県で再び微増する傾向も出ている。

   新型コロナの感染法上の扱いは5月8日、2類から5類に移行した。これに伴い、厚労省は新規感染者数の把握を、従来の「毎日、全数公表」から「毎週、定点把握」に変えた。全国に約5000ある定点医療機関のデータに基づいて、1医療機関当たりの人数を公表している。

   このため、5月以前との比較が難しくなっているが、新方式に基づいて今年初めの第8波のピーク時を推定すると、1医療機関あたり約30人とされているので、現在はその約7割にまで増えている。

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