企業や自治体作ったメタバースに入ったら「誰もいない」 ユーザー集客ねらうには(前編)

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メタバースでひとりになる「メタぼっち」

   メタバースに人を呼び込むのに必要な要素として、ひとつヒントになりそうなのが「メタぼっち問題」という言葉だ。特定のメタバースに入っても自分以外誰もログインしておらず「ひとりぼっち」になり、そのまま離脱する。こうした状況を表す言葉として、X(旧ツイッター)上で使われることがある。

   メタバースを通して日本の魅力を海外に発信するプロジェクト「Visit Japan」。その公式Xは9月7日、この「メタぼっち問題」とのフレーズについて言及。自分ひとりでメタバース入っても時間帯によっては誰もいない、あるいは人がいても話しかけやすい雰囲気でなく、疎外感を覚える問題として紹介した。

   一方で、同プロジェクトが公開しているメタバースの観光地「Visit Kyoto」では、団体でユーザーが訪れると一気ににぎわい、他のユーザーも盛り上がりの様子が気になり、さらに人が入ってくることがあるという。「人を呼ぶには、『まず人がいること』がひとつ重要なポイントなのかもしれない」とつづっている。

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