9月も暑い
救急車も大忙しだ。TBSによると、今月27日までの1週間に、熱中症で救急搬送された人の数は速報値で、全国で7424人。このうち半数以上の4164人が高齢者で、乳幼児も27人含まれていた。
救急搬送された人のうち、死亡した人は7人、3週間以上の入院を必要とする「重症」の人は191人いた。
都道府県別でみると、全国最多は北海道で935人。次いで東京都が410人、大阪府が379人、兵庫県が342人、愛知県が305人など。北海道内では過去最長の41日連続で「真夏日」が観測されるなど、連日厳しい暑さが続いている。
救急搬送は、東北各県でも目立っている。さくらんぼテレビによると、山形県では27日までの1週間に、熱中症によって救急搬送された人は149人。昨年の同じ時期の約15倍になった。
NHKによると、気象庁が発表した長期予報では、9月から11月にかけての3か月間も暖かい空気に覆われやすく、広い範囲で気温が平年より高い傾向が予想されている。特に9月は、東日本や西日本を中心に猛烈な暑さとなる日もあり、厳しい残暑が続く見込みだという。