メタバースで生きづらさ抱える若者の「居場所」を 福岡県がclusterで

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レクリエーションの内容は

   先述通り、もともと福岡県では「きもち よりそうライン@ふくおかけん」を提供。その取り組みの延長として、メタバースという空間で「居場所を作る」プロジェクトを実施することになったという。

   メタバースを作りにあたって、アニメ調アバターを使ったやわらかい雰囲気や、スマートフォンでも入れる利便性の確保を重視。また音声でのコミュニケーションだと参加ハードルが高いと考え、テキストチャットだけでも話せるという機能面を考慮し、clusterを選んだ。

   開催日は、23年8月、10月、12月、24年2月の毎週火曜日。そして23年9月、11月、24年1月、3月の毎週金曜日だ。このようなスケジュールは、利用者が「開催日と塾に通う日がかぶってしまっている」場合などを想定しているためだ。いずれかのタイミングで参加しやすいよう、奇数月と偶数月で実施日をずらしていると語った。

   レクリエーションの内容として、クイズ大会のほか、例えばスクリーンにイラストを表示し、「この絵を見て思ったこと」「この人はこの後何をする?」など、感じたことを自由に話せるような企画を実施しているという。

   「きもちかたりあう広場」は福岡県が対象エリアだが、今後ほかの自治体ともメタバースを使った取り組みは行うのか。西谷氏に聞くと、「相談自体は寄せられており、今後実現する可能性はある」と語った。

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