「バーチャル名鉄名古屋駅」 新メタバースサービスで「再現度」こだわる

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「DJブース案内体験」では音声を認識

   コンテンツは大きく3つある。まずは「"迷駅"ストーリーコレクト」。構内各所には、光の粒子が散らばっている。この光に触れると、「昭和50年のホーム延伸工事により、上り乗車ホームは18メートル延伸して189メートル(になった)」など、名鉄に関する小話が出てくる。

   次に「名鉄ライブラリ」。ホームの脇に、現実には存在しない博物館のような「ライブラリスペース」が設置されている。そこには新名古屋駅が開業した1941年当時の時刻表など、名鉄の電車や歴史に触れられる写真が配置されている。

   そしてホームにある「DJブース案内体験」。ここでは係員が案内放送をする運転室、通称「DJブース」から、案内アナウンスをするゲームを楽しめる。

   案内体験を開始すると、次にやってくる電車の普通・準急といった種別や、時刻などの情報が表示される。これにもとに、「1分発」「普通」「一宮行き」という具合で、発車時刻や列車の種別、行き先を声に出していく。

   ユーザーの音声はマイクを通してワールドに認識される。正しいアナウンスができるとポイントが加算されるが、間違いだと乗客の「イライラゲージ」がたまる。イライラゲージがたまりきるとゲーム失敗だ。

   難易度は4種類ある。高難易度では、ホームの何番から何番が乗車位置になるか、またどこの駅に停車するかまでアナウンスする必要が出てくる。こうした情報はやってくる電車の車両数や種別をもとに、そばに設置されている案内資料を参照して判断する必要がある。数秒遅れるとミスになるため、かなり難しい。

   バーチャル名鉄名古屋ステーションは、9月3日まで公開予定。入場は無料だ。

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