ダブル高気圧にフェーン現象
日本の冬は、緯度によってかなりの温度差が出る。ただし夏は、東側から暖かい太平洋高気圧、西からチベット高気圧が張り出し、ダブル高気圧になることがあり、二つの高気圧が重なりながら日本列島を覆う形になって、北海道などを除けば、列島全体がどこでも暑くなりやすい。
新潟気象台のウェブサイトによると、新潟は東京に比べて北に位置しているため、冬は東京に比べて3度ほど気温が低くなる。しかし、7月下旬から8月中旬にかけては、温度差は1度以下となり、東京とあまり変わらなくなる傾向がある。
加えて今年は台風6号、7号の影響などで、新潟など日本海側ではフェーン現象が起きて、気温が上がりやすくなった、とみられている。
しかし、台風が去った8月後半になっても、新潟など日本海側では相変わらず、猛暑が続いた。