第8波を超えた
岩手県でも急増ぶりが目立つ。新規患者数は、1医療機関あたり30.42人。東北の中でもトップだ。前の週の1.8倍になった。
岩手県は23日、緊急の会見を開いた。岩手めんこいテレビによると、県保健福祉部の野原勝部長は「お盆の後の数値になるから、人の往来とか普段会わない人と会う機会は、どうしてもこの期間多くなるので、そういったことが影響していると考えている」と語った。「引き続き、場面に応じた適切な感染対策に取り組んでいただくようお願いします」と県民に訴えている。
このほか青森県は25.93人。こちらも前の週の16.52人から大幅に増えた。参考値での比較になるが、第8波だった1月上旬の18.77人を超えている。 福島県は、25.27人。前の週の1.76倍。福島テレビによると、感染の第8波に入った2022年11月とほぼ同じ水準になった。
ただし、東北各県とも現在のところ病床使用率は低水準にとどまっている。医療ひっ迫という状態にはなっていない。ただ、感染増から少し遅れて、重症者や病床使用率は増えることが分かっているので、各県とも警戒を強めている。