「ディスレクシア」「ギフテッド」子どもの居場所に 「メタバース」活用動き広がる

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平日毎日、全国から子どもを受け入れ

   NPO法人日本教育再興連盟(ROJE、東京都千代田区)は、「孤立・孤独感を抱いているギフテッド傾向のある子どもの居場所支援事業」を実施すると8月17日に発表した。こちらも、子ども家庭庁の居場所づくり支援モデル事業として採択されている。

   発表によると、事業対象である「ギフテッド」と呼ばれる子どもは、知的能力に優れる面がある一方「同級生と会話が合わず、友だちができない」「学校の勉強がつまらなくて、教室で授業を受けるのが苦しい」などの困難を抱えているケースが多い。ただ「ギフテッド」の認知度は低く、孤独・孤立状態に陥りやすいのが現状、とある。

   そこで、ギフテッド傾向があり、居場所がないと感じる小中学生のために、メタバースに「できる~む」という空間を平日毎日開放。全国から子どもを受け入れるとのことだ。公式サイトによると、すでに活動開始している。

   ROJE広報に取材した。こちらでは「topia」というサービスを利用している。2D(二次元)デザインのメタバースプラットフォームだ。「アバターのデザインや動きなどが子ども受けしやすいと感じ」選んだそうだ。メタバースでの居場所支援活動自体は、現状は特に終了時期は定めていない。「こども家庭庁の事業としての実施終了(2024年3月)後も継続できる方途を探っている」と語る。

   そのほか、J-CASTトレンドでは2023年8月9日付記事で、「メタバース不登校学生居場所支援プログラム」通称「ぶいきゃん2023 京都」というプロジェクトを取り上げている。こちらでは3Dデザインのメタバースプラットフォーム「VRChat」を使用。不登校の中学生や高校生の居場所支援のため、メタバース内で交流会や海外旅行などを実施している。

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