変化に乏しかった現行モデル
2022年10月以降に順次発売された、最新の14シリーズではどうだろうか。「14 Pro」ではノッチに変化が見られ、「12」、「13」で登場した「mini」が姿を消し、「Plus」が登場した。だが、機能面で目立つような変化はなかった。
テクノロジー系メディア「WIRED」は、10月17日の記事で「iPhone 14は『史上最高のiPhone』だが、わかりやすい進化は遂げていない:製品レビュー」とタイトルをつけている。さらに、「日経クロステック」9月15日付記事でも、「『iPhone 14』個人的には楽しみだがユーザーには変化が分かりにくい」という見出しをとった。
J-CASTトレンド2022年10月7日付記事では、ITジャーナリストの富永彩乃氏に取材。iPhone 14シリーズの需要が下がっている背景を分析してもらった。
富永氏は下位モデルの「14」「14 Plus」について、主な進化点が「カメラ程度」だと指摘。「変化の少なさから、『14』を買うよりも9月に値下げされた『13』を選ぶ消費者が多いのではないかと語る」とあり、消費者のシビアな評価が垣間見える。