新型コロナ「注意報」「警報」設定か 定点把握だけでは危機感伝わらない

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「第9波」の危機感

   厚生労働省は8月4日、全国約5000の定点医療機関から報告を受けた7月24~30日の感染状況を公表した。それによると、この1週間に報告された新型コロナウイルスの感染者数は計7万8502人。前週比は1.14倍で、5類移行後、11週連続で増加している。1医療機関当たり15.91人。特に九州で多く、佐賀31.79人、長崎30.29人と、インフルエンザの「警戒」レベルを超えた。

   こうした中で、静岡県は独自に「警戒警報」を発令した。静岡県の感染者数は16.92人。

   静岡朝日テレビによると、静岡県感染症管理センターの後藤幹生センター長は4日、「県では独自に16人以上を感染拡大警報レベルと設定している。ぎりぎり16人を超えて来たので、今週初めて感染拡大警報レベルとなる。第9波もここから急に増えてくるという可能性はある」と語った。

   現在のコロナの感染状況について、すでに愛知県や高知県は「第9波」ととらえているが、静岡県も同じ認識で危機感をあらわにした。

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