台湾出身のタレント、ビビアン・ス―さんが台北市観光大使に就任し、2023年8月7日に行われた「台北、お久しぶり!観光キャンペーン」記者発表会に登場した。
会見でビビアンさんは、お茶目に台北観光をアピール。日本語が話せない現地観光関係者のために自ら通訳をかって出るなど、就任早々に大使として活躍した。
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「台北、お久しぶり!観光キャンペーン」は、日本に台北市の文化やグルメ、特産品等の観光資源に関する魅力を発信するもの。2024年にかけて実施する。
台北市観光大使に選ばれたビビアンさん。会見に登場するやいなや「今日来ていただいたかたは、日本語ができない人が結構いますよね。では今日は日本語と北京語、両方話します」と宣言。自ら通訳を務めた。
司会者がビビアンさんに、「(日本人観光客が)台湾にすぐ来て欲しいですか」と質問した。すると「この記者会見が終わったら、すぐにチケットを買ってください」と直球の宣伝。さらに、
「きょう、台北から航空会社のかたが4社、来てますよね。皆さん、5秒PRしてください」
と連呼し、場を仕切る。航空会社関係者のPRが5秒を過ぎると、「あ、もう5秒超えました。ありがとうございました」と、司会者もびっくりするほどの流れで、会場は笑いに包まれた。
ほかにも、「台湾に行く時、これだけは困らないフレーズはありますか」と記者から問われ、「グーグル翻訳が早いです。携帯はちゃんと充電したほうがいいです」とビビアンさん。軽妙なやり取りで、「ビビアンワールド」全開だった。
ビビアンさんの観光大使起用について、台北市政府観光伝播局長の陳淑慧さんはJ-CASTトレンドの取材に、日台それぞれで有名であり、双方の架け橋になると思ったと理由を話した。