日傘選び3つのポイント
熱中症対策としての日傘の有効性について、ワールドパーティー広報は、検査機関での実験データを示した。ある条件下のもと、人工太陽照明灯直下に椅子を設置し、被験者を座らせた状態で日傘の有無による温度変化をサーモグラフィー撮影で測定したのだ。
すると、日傘未使用の場合、照射20分後の頭頂部表面温度は50.1度だったのに対し、使用した場合では、39.4度だった。同様に左肩表面温度も、未使用の場合は40.4度だったが、使用した場合は35.2度。いずれも、日傘の有無による温度差が現れたそうだ。
日傘選びのポイントを聞いた。次の3点だ。
1. 晴雨兼用傘であること
2. 遮光率&UVカット率100%生地を使用しているか
3. 重量・親骨サイズ
2番目は、「マスト」な条件だそうだ。生地表面は、生地の改良もあり色を問わずに遮光率&UVカット率100%を実現できるようになっているという。一方で、裏面は地面からの照り返しを考慮して、「光を吸収する黒色のものを選ぶ人が多い」。広報は、「生地裏面にコーティングがされているかどうかも確認してください」と促した。裏地が黒いポリウレタンなどで「コーティング」されることで、紫外線遮蔽率や遮光率が上がるとの説明だ。
ところで、専用の日傘の代わりに雨傘を使っても効果はあるか。
「機能は日傘よりも劣りますが、『日除け』として雨傘を代用していただいても構いません」
と広報。傘をさすと日陰を作れるので、直射日光を浴び続けるよりは暑さを和らげてくれる。