「バーチャルマーケット」リアル版イベント 秋葉原で現実と仮想が融合

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オフ会のような面も

   ベルサール秋葉原の地下には、リアルとVRで活動するクリエイターが出展する「パラリアルクリエイターエリア」と、VR上でイベントなどを運営しているコミュニティーが出展する「バーチャルコミュニティーエリア」というコーナーが設置された。

   バーチャルコミュニティーエリアは、普段はVRで出会っているユーザー同士が「オフ会」のように集まっている側面も。

   たとえば「私立VRC学園」という出展者。普段は、メタバースプラットフォーム「VRChat」上で仮想の学園を運営している。現実の学校のようなクラス分けのもと、参加者がVRChatの楽しみ方を学ぶイベントだ。

   ブース内で説明を担当している「せと。」さんによると、ブースに来る客の約7割が、VRC学園にアバターの姿で来ている関係者という。ともにブースを運営している「シノシノ」さんとも、メタバース上では数年の付き合いがあるが、現実では今回初めて出会ったと話した。

   Vketを運営するHIKKY(東京都渋谷区)代表・舟越靖さんに話を聞いた。VR側とリアル側双方の関係者が一斉に集まり、「(現実と仮想空間)両方で遊べる状態を作り、それをスタンダード」にする。これが同社の目的という。

   今回は仮想空間側のクリエイターや参加者、そしてリアル側の来場者が一同に会し、互いに仲良くなっている姿を見かけるという。「もう、たまんないですよ」と興奮した様子で語った。

   今後は秋葉原以外での場でのリアルイベントの展開を考えている。2023年冬には、渋谷を舞台に実施する方針という。今回のイベントに加えて集客や販促、商品に直結したプロジェクトに移行し、リアルの街を巻き込むかたちで展開していくとのことだ。

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