マッチョ35人が隅田川花火大会の後を掃除 ちりのかけらも残さない筋肉軍団

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マッチョによるごみ拾い活動を通して

   吾妻橋を東へ渡り、今度は区役所にもどる。区役所付近の路上は、業者の手が入っているのかやはりきれいだ。しかし「あ、見つけちゃった」とタケタコタンさんの声が響いた。

   イベント開始時には気付かなかったが、区役所から川へ向かう階段を降りると、各所にシートや飲料のごみが広がっているのだ。これらも拾い上げ、イベントは終了。「過去最高」レベルの量のゴミが集まったようだ。

   レバレッジ広報の関口さんによると、花火大会など催事後のゴミ拾いを趣旨とした団体やイベント自体は一定数存在する。一方で、活動として世に浸透しきっているわけではない。その点「マッチョはキャッチーで目に入る」。ごみ拾いをするマッチョの姿は、街中やSNS上で人目に止まりやすい。これを利用して、ゴミ拾い活動を啓発するのがイベントの目的だ。

   参加者の健太郎さんは、満足げに「朝から街をきれいにするのは気持ちいい」と取材に話す。他のマッチョとつながりを持てる点も参加のモチベーションとのことだ。

   ひときわ目立つ、隆々な肉体を持つ玻座真(はざま)さんは沖縄出身だが、現在は隅田川の近くに住んでいる。「地域のクリーンアップ(清掃)をしたい気持ち」で参加した。そんな玻座真さんに友人として誘われて来たという木俣さんと斉藤さんもマッチョボディーの持ち主。木俣さんは髪を赤く染め、自身がややいかつい外見をしていると自負しているとのことだが、一方で「社会貢献したい」との思いで参加したと語った。

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