「JO1」新曲はCDでなくグッズに 「抱き合わせ」ではない試みの背景

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   男性アイドルグループ「JO1」が、2023年7月24日にニューシングル「NEWSmile」をリリースした。発売形態がCDではない。雑貨・日用品「CD GOODS(Charming Daily Goods)」にQRコードを付与した。そこを読み取るか、商品を専用アプリに映し出すと曲が聴ける。

   ツイッターでは、ファンを中心に好評だ。CD以外での楽曲販売は、過去にも例はあった。

  • 2023年7月25日付・吉本興業プレスリリースより
    2023年7月25日付・吉本興業プレスリリースより
  • 2023年7月25日付・吉本興業プレスリリースより

チャートを狙ったものではない

   「音源をCDではなく、QRコードなどから聞けるグッズとセットでの販売は、米国で、ツアーグッズに音源ダウンロードコードをセットで販売する『バンドル』が以前からあります」

   K-POP事情に詳しいライター・DJ泡沫さんは、こう話した。チャート1位を狙った「抱き合わせ商法」で、米ビルボードでは2020年にルール改正がされるほど、活発だったという。

   日本ではエイベックスが、CDプレイヤーなしにデジタル音源を聞ける専用アプリやQRコード付きフォトカード、イヤホンを差し込むと聞ける仕組みのバッジと、開発に挑戦していたと説明。それ以外にも国内では、人気バンドがCDではなくグッズとデジタル音源のペアで曲を販売してきた経緯がある。

   K-POPアイドルでも、CDとは違う「実物タイプのアルバム」が見られるようになってきた。グッズそのものから聞けるような「スマートアルバム」や、ダウンロードコードが付いたグッズ・フォトカードなどが、「音楽チャート」に売り上げ枚数としてカウントされる仕組みになっているという。

   DJ泡沫さんは、米のバンドル売りやK-POPアイドルの販売手法は、チャート成績を目的にしていると指摘。一方JO1の「CD GOODS」は、チャートを狙ったものではない、という見方を示した。双方のどこに違いがあるのか。

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