アナウンサー6人が新型コロナ感染 文化放送で番組に影響も

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   新型コロナウイルスが文化放送(本社・東京)を直撃した。同社の齋藤清人社長は2023年7月18日の定例社長会見で、アナウンサー6人が新型コロナウイルスに感染したことを明らかにし、放送体制に影響があったことなどを認めて謝罪した。

  • すでに6人全員が平熱に戻っているという(写真と本文は関係ありません)
    すでに6人全員が平熱に戻っているという(写真と本文は関係ありません)
  • すでに6人全員が平熱に戻っているという(写真と本文は関係ありません)

代役が出演

   スポニチアネックスによると、齋藤社長は会見冒頭、「アナウンサーが連続してコロナ陽性になりまして、いろいろなところに影響が出ましたので、その点についてお話いたします」と説明。経緯として、13日木曜日午後、アナウンサー1人がPCR検査で陽性が確認された。その後、15日にかけて合計で6人のアナウンサーに陽性反応が出たと説明。「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜13時)、「ラジオのあさこ」(土曜7時)、「ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB」(土曜13時)、「伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛」(土曜15時)、「長谷川太のスポーツギャラクシー」(火~金曜17時57分、ナイター休止時)の5つの生放送で、代役の出演など影響が出たという。

   原因として考えられるのは、10日に開かれたアナウンサー10人(全12人)が参加した懇親会。その場でクラスターが起きたとみている。症状としては微熱と、のどの違和感、もしくは無症状。すでに6人全員が平熱に戻っているという。

   俳優の伊東四朗さんもコロナに感染し、15日放送の「伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛」(土曜15時)を欠席したが、齋藤社長は、「最後に文化放送にいらしたのが前の週の8日」などの理由から、今回のアナウンサーのクラスターとは「直接関係ないと考えております」と語った。

札幌市長も感染

   新型コロナは2類から5類に移り、検査体制も変わった。感染状況についての情報は、毎週公表されている「定点把握」の数字から推測する形になった。しかし、有名人の場合は、公表されている。

   朝日新聞によると、札幌市は18日、秋元克広市長が新型コロナウイルスに感染したと発表した。22日まで自宅療養する。不在時の行事には副市長などが対応する。市によると、秋元市長がコロナに感染したのは初めて。16日夜に発熱したため、検査したところ陰性だった。熱が下がらないため18日朝に再度、検査したところ、陽性が判明した。今のところ、市長周辺で他に感染者は出ていないという。

   「定点把握」の情報では、コロナ感染者は増え続けている。産経新聞によると、加藤勝信厚生労働相は18日の記者会見で、現在の新型コロナの感染状況について「緩やかな増加傾向が続いている」とした上で、「過去の状況なども踏まえ、今後、夏の間に一定の感染拡大が生じる可能性がある」との認識を示した。

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