「狼と香辛料」新作を放送へ ヒット作の再アニメ化続々、専門家の分析は

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女性の「ライト層」に拡大

   一般層の拡大に伴って、アニメ視聴が女性の「ライト層」にも広がっているという。今日、人気が出るアニメは女性ファンも獲得できる作品が多い傾向にあると渡辺氏。これは、ひとつには男女両方を狙った方が、視聴者数が純粋に増えるため。さらにグッズやステージに熱心な層には女性も多いためとの指摘だ。

   2000年代後半に女性層の獲得を狙ったアニメ作品も増えたが、当時は「女性でアニメを熱心に見る」層は限られていた。しかし、現在は異なっているようだ。

「2010年代初めに、男性キャラクターのアイドルアニメやそれに紐づく声優ステージが増えて、それがきっかけとなって女性のライト層が拡大し、グッズを買うようになりました。アニメショップからも、近年は親子連れでの来店も増えたと聞いています」

   2000年代に子どもだった層が大人になり、購買力を付けたことも大きい。幼いころに見ていた作品が「再アニメ化」となると、当然購買欲も湧く。当時と比べると消費額も大きくなるだろう。

   この傾向を踏まえると、今後も「再アニメ化」は増えるかもしれない。

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