ツイッター閲覧制限「乗り換え先」で混乱 転売に一時停止、アクセス障害も

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   ツイッターの「閲覧数制限」が、大混乱を巻き起こしている。米ツイッター社を昨年買収したイーロン・マスク氏によるこの措置は、2023年7月1日に突如始まった。

   これに困ったツイッターユーザーは代替先を探し、「騒ぎ」にもなっている。分散型SNS「Mastodon」では、アクティブユーザーが11万人増えた。利用者増だけならグッドニュースだが、他のサービスでは問題も起きているようで――。

  • 「閲覧数制限」でパニックに(画像はイメージ)
    「閲覧数制限」でパニックに(画像はイメージ)
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招待コードが転売に

   代替候補として名前が多く挙がっているのは、「Mastodon」のほかに「Bluesky」、「Misskey.io」、さらには匿名掲示板「爆サイ.com」まで多岐にわたる。これらのサービスでは、ツイッターの閲覧数制限と連動するかのように、トラブルが同時多発していた。

   ツイッターの共同創業者が関わっている「Bluesky」は、ツイッターに代わるサービスとして以前から注目を集め、招待コードが転売されていた。インターネットニュースサイト「GIGAZINE」2023年7月3日付記事によると、Blueskyは記録的な通信量の増加によってシステムパフォーマンスが低下していると発表、さらに新規登録を一時停止した。5日現在は、解除されているようだ。

   分散型SNS「Misskey」の最大インスタンス(サーバー)「Misskey.io」では、2日、混乱の影響かユーザーが急増。ここも新規登録を一時停止した。

   そこで「Misskey.io」では、ファンコミュニティ「pixivFANBOX」で、1200円以上を支援した人を対象に招待コードを発行。これにより優先的にアカウントの新規登録を可能にした。ところが7月2日、この招待コードが転売されていると、「Misskey.io」の公式ツイッターアカウントが報告。転売行為を働いた人には、アカウント凍結など利用制限をすると警告した。

   現在は、「pixivFANBOX」から600円以上の支援で優先的に招待コードを手に入れるか、一時的な措置として、抽選制で招待コードを取得できる「招待コード運試し」を実施している。

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