「引き続き感染対策を」
全国的には、長野、福島、鳥取、島根など、1医療機関あたりの感染者が前の週よりも増えている県が多いが、横ばいや微減の県でも警戒感を強めている。
仙台放送によると、宮城県では、18日までに確認された感染者数が4.89人に留まり、2週連続の減少となっている。
しかし、仙台市内の下水中のウイルス量から翌週1週間の感染者数を予測する調査によると、下水中のウイルス量は、ここ2週間で急増している。東北大学の佐野大輔教授などの研究グループは、「去年11月中旬にあった第8波の入り口のレベルに達している」と分析している。
北海道の6月19日から25日までの新規感染者数は、5.23人。3週連続で前の週を下回っている。HBCニュース北海道によると、北海道の感染症対策連絡本部は、「全国的には、増加傾向にあるので、引き続き注視が必要」「夏の行楽シーズンもまもなく本番、引き続き感染対策を心がけて欲しい」とコメントしている。
厚生労働省は6月30日、先週1週間の全国の定点医療機関あたりの患者数を公表した。それによると、前の週の5.60人から約1.09倍の6.13人に増えた。7週連続で増加している。沖縄以外では、鹿児島県の11.71人、熊本県の8.75人などが目立っている。