「歌いながらヴァイオリン」プロでも難しい 多彩すぎる音楽家、向江陽子

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【連載】DJ Nobbyの「未来のスターがやってきた」
若手アーティストを熱く応援する音楽バラエティーラジオ番組「DJ Nobby's Tokyo LIVE!!」のメインパーソナリティー、DJ Nobbyさんによる新連載。全国放送の同番組に出演した「近未来のトップアーティスト」の素顔を紹介します!明日にも人気沸騰する逸材が登場するかも...?

   DJ Nobbyです。第22回のゲストは、シンガーソングライター、ヴァイオリニスト、キーボーディストの「向江陽子(むかえ・ようこ)」さんをお招きしました!

  • (左から)DJ Nobby、向江陽子さん
    (左から)DJ Nobby、向江陽子さん
  • (左から)DJ Nobby、向江陽子さん

教科書に父親が載っていた

   ヴァイオリン、ヴォーカル、キーボードと、多彩な活動でファンを魅了している向江さん。一体どんな環境で育ったんですかと尋ねると「両親ともに音楽家で、母はピアノ教師、父はソロのリコーダー奏者なんです」とのお答え。ソロのリコーダー奏者は国内でも数えるほどしかいらっしゃらず、小学校の教科書にお父様が載っていて驚いたこともあったそうです。

   3歳頃からピアノを習いはじめ、その後お父様の友人のコンサートでヴァイオリンを見て「やってみたい!」と思ったことから並行して習い始めたといいます。

   このように、家庭環境もあって音楽家を目指すことが当たり前と思っていた向江さんは、音楽高校を受験する際に面接で「なぜ音楽高校に入りたいのですか?」と問われます。それまで己の道に疑問を持ったためしがなかったため、こう答えました。

「なんでって聞かれてもわからないです」
共通の知り合いであるアーティストを介して知り合った、向江さんとNobby。「初対面ではないけどあまりよく知らない」という絶妙な距離感での収録になった
共通の知り合いであるアーティストを介して知り合った、向江さんとNobby。「初対面ではないけどあまりよく知らない」という絶妙な距離感での収録になった

   ただ、その後の高校生活3年間では、「音楽を学ぶ意味を見つめ直し続けた」と言います。周りの友達は、それぞれに意思があって音楽家を目指していた一方、

「私は当たり前にやってきただけだったから、本当にヴァイオリンをやりたいのかわからなかった」

と、当時を振り返ります。心を決めたのは、音楽大学受験の時。ヴァイオリンを続けるかどうか悩んでいたところに、親しい友達から「これから一番伸びる時期。いまヴァイオリンをやめたら戻れないから絶対続けた方が良い」と言葉をかけてもらったおかげでした。向江さんは「友達のこの一言がなければ、ヴァイオリンをやめてしまっていたかもしれない」と、胸の内を明かしました。

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