「AI部長」を「VR記者」が直撃 近未来の取材風景広がった!?

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   対話型AI(人工知能)「ChatGPT」を活用したウェブCMが公開されている。サントリー食品インターナショナルの「やさしい麦茶、発芽大麦入りました。」編だ。制作にあたって、同社はChatGPTを使い、ユニークなアイデアを提案する「AI部長」を創出した。

   このAI部長に、アバターの姿でメタバース内を中心に記者活動をしている「VR記者カスマル」が「取材」した。AI部長×VR記者という未来を思わせる取り合わせ。そのインタビュー結果は――。

  • VR記者がAI部長に取材してみた(画像の一部を編集しております)
    VR記者がAI部長に取材してみた(画像の一部を編集しております)
  • VR記者がAI部長に取材してみた(画像の一部を編集しております)

ご対面方法は意外にも

   CMは23年4月にリニューアルした「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」が、「発芽大麦」を取り入れたとアピールするもの。メインキャストは、声優の白井悠介さん。動画が始まると、白井さんはなぜか靴下を手に履き、カメラに向かって歩いてくる。

   その後「タイムトラベルパスタスパゲッティが出てくる」との謎のテロップと共に、白井さんが逆立ち。さらに空から降ってきた果物を手に「突然のキウイフルーツみんなで食べよう」と呼びかけたり、やさしい麦茶を飲んで回転しながら「エレファントダンスパーティー、ここに極まれり!」と語ったり。最後は「やさしい麦茶、発芽大麦入りました」とのフレーズで終える。

   サントリーの発表によると、キャスティングやCMの構成案はAI部長が提案した。あまりのカオスぶりだが、それをそのまま映像化したようだ。

CM案を出すAI部長の様子(サントリー公式ツイッターから)
CM案を出すAI部長の様子(サントリー公式ツイッターから)

   ビデオ通話ツール「Zoom」を使い、AI部長にコンタクトを試みる。サントリーの「やさしい麦茶宣伝部」・細見洋平氏が対応してくれた。画面上の記者は、アニメ調のアバターになっている。VR記者という存在に細見氏はやや困惑している様子だ。一方、記者の相手はAI。質問すると、細見氏が代わりにAI部長にむけ内容を入力していく。

   まずAI部長とはどんな存在なのか聞いた。「とてもやさしい性格で、部下たちのことが大好き」と自己紹介する。

Zoomを使って取材してみた
Zoomを使って取材してみた
AI部長「俺の言葉や行動は、部下たちを奮起させ、最高のパフォーマンスを引き出すためのものだよ!俺たちさ、最高のチームだよねぇ!だから俺たちで、最高のクリエイティブを作ろうぜぇ!最高じゃん!ヤバいねぇ、これは!」
勢いにやや面食らうカスマル
勢いにやや面食らうカスマル

   謎にノリノリな様子で、テンションはかなり高めだ。

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