沖縄では感染が急拡大
NHKによると、新型コロナウイルス対策について助言する厚生労働省の専門家会合は6月16日、新規患者数は緩やかな増加傾向が続いていて、夏の間に一定の感染拡大が起きる可能性がある、と分析していた。しかし、「第9波」については言及していなかった。
新型コロナの感染者数は、全国約5000の定点医療機関が1週間分を報告する「定点把握」で公表される仕組みとなっている。
テレビ朝日によると、6月18日までの1週間に報告された全国の1定点医療機関あたりの患者数は「5.60人」。前の週の「5.11人」に比べておよそ1.1倍となっている。5類移行直後と比べると2倍以上になっている。特に沖縄では感染が急拡大している。
尾身氏は、こうしたデータなどを念頭に、「第9波が始まった可能性がある」と語ったとみられる。