日産「メタバースショールーム」体験 購入の相談、試乗から契約まで

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

仮想ディスプレー通して説明

   購入相談や契約をしたい場合は、VIRTUAL SHOWROOM内のバーチャルスタッフに話しかけ、予約する。約束した時間にPERSONAL ROOMに行けば、日産東京販売のスタッフがアバターの姿で入室してくる。購入に関する相談は、東京都内に住むユーザーのみを対象として受け付ける。他県ユーザーの場合は、対応するエリアの販売店を紹介しているとのことだ。

   今回は記者が、日産サクラを検討している設定で契約体験した。まずは3Dシミュレーターを使い、グレードやカラーの組み合わせを検討する。

   PERSONAL ROOM内には、仮想のディスプレーがある。販売担当者は、実際の店頭でも使用している画像や動画といった説明資料をここに投影。「エンジンでなくモーターで走るため音が静かで、音楽を聴きながら楽しく運転ができます」などと、サクラの特徴を説明していく。

   ユーザーのカスタマイズ内容に応じた見積もり内容も表示してくれる。今回は「X」グレードとした上各種オプションを追加し、支払額合計は325万円との見積もりだ。

   契約に進むと、電子契約注文書がユーザーの元にメールで送られてくる。これにスマートフォンなどで電子署名を行ない、日産側に送信。PERSONAL ROOM内のスクリーンで注文書の内容を最終確認し、契約完了だ。見学から契約まで、オンラインで完結する。

   仮想店舗の強みを広報担当者聞くと、来店者が時間や空間の制約に縛られない点を挙げた。カーディーラーへの来店にハードルの高さを感じる人や、普段は仕事で時間を取れない人でも気軽に相談できる点がメリットとのことだ。実証実験の期間は、7月31日まで。

2023年6月21日11時15分追記:当初、実証実験の期間は6月30日までと表記していましたが、その後期間に変更があったため修正しました。

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