インフルエンザ初夏に流行の怪 背景にコロナ「5類移行」の指摘

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マスクを外す機会が増えた

   専門家の分析はほぼ共通している。

   TNCテレビ西日本に取材に、福岡県の飯塚病院感染症科・的野多加志部長は、「去年から今年にかけてインフルエンザの免疫を持っている人がコロナ禍前に比べて多くない。5月以降、新型コロナウイルスの感染症の対策を見直されたことによって、マスクを外す機会が増えた」などを指摘している。

   新型コロナの感染拡大でインフルエンザにかかった人が減少したほか、インフルエンザワクチンを打っている人が少ないなど、免疫力低下が関係しているとも。

   さらに、「マスクを外した状況で感染が広がるようなイベント、体育祭や運動会、発声を伴うようなイベントがあった。そういった所で主に小学校や中学校などでの集団感染が目立っているものと考えられる」と話している。

   また、静岡新聞の取材に、藤枝市立総合病院感染対策室長の小清水直樹副院長は、「昨年の10、11月にワクチンを打っていた場合、効果が薄れてきた可能性がある」と指摘。運動会などの屋外活動については「近距離で大きな声援を送るなどした場合は、飛沫(ひまつ)感染はあり得る。無症状の感染者がいたことも想定される」と説明している。

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