メタバースコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」は、2023年6月7日、iOS向けカメラアプリ「おでかけAR」との連携を開始した。
このアプリは、アバターを背景に重ねて、現実世界にいるかのように撮影できる。
まるで一緒にいるような感覚
「おでかけAR」を起動すると、スマートフォン(スマホ)の画面上にアバターが登場する。表示されたアバターは、カメラの画角内に収まるように歩いて付いてくるため、一緒に散歩をしている感覚を楽しめる。
同アプリ開発元のクリエイター・「オレンジ」さんによると、アバターの姿で現実世界を歩いている動画を簡単に撮る方法が欲しかったのが開発理由とのことだ。
小型のモーションキャプチャーデバイス「mocopi(モコピ)」で収録した動き(モーション)を収録し、アプリに読み込めば、アバターの全身を自由に動かせる。モコピは、小型で軽量なセンサー。体に取り付け、スマホと連携することでバーチャルアバターを動かすことが可能になる。
「おでかけAR」には他にも、アバターのサイズを縮小する機能があり、卓上でご飯と一緒に撮影するといった使い方もできる。
最初の設定で使用できるアバターは、女子高生モデルのみ。3Dキャラクター共有プラットフォームからキャラクターデータを読み込めば、それを使用することもできる。対応プラットフォームは、「バーチャルキャスト」と「VRoid Hub」だ。
価格は、320円(税込)。