「ディズニー・ファストパス」サービス終了でも転売 「レア券」は高額で

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   東京ディズニーリゾート(TDR)で提供されてきた「ディズニー・ファストパス」が、サービスを終了する。アトラクションの入場時間を短縮できる券だ。2023年6月9日にTDR公式サイトで発表されるとツイッターでは、「ひとつの時代が終わった」と惜別の投稿がみられた。

   ファンによるコレクション目的の購入を想定しているのだろうか。フリマサイト「メルカリ」では、過去に発券された失効済みのファストパスが複数出品されている。

  • もう発券できない「ファストパス」がメルカリで出品
    もう発券できない「ファストパス」がメルカリで出品
  • もう発券できない「ファストパス」がメルカリで出品

運用休止が続いた

   ファストパスは、東京ディズニーランド(TDL)や東京ディズニーシー(TDS)で提供されてきた優先入場システム。各アトラクションの入り口にある発券機で購入でき、券面に記載された通りの時間にもどれば、通常よりも短い待ち時間で入場できた。長時間並ばなくても済む。

   新型コロナウイルス禍で一時休業したTDL、TDSが、20年7月に営業再開して以来、ファストパスは運用休止が続いた。23年6月9日、そのまま終了すると発表された。

   メルカリ上では、2019年に発券されたファストパス2種類セットが600円(税込、以下同)、17年のパス2種類セットが1500円といった値段で出品されている。また、18年~19年の年越しに実施した深夜営業により、通常の営業時間外に発券されたファストパスを「レア」と称して、2枚セットを9999円で売る事例もある。

   なお23年夏にはファストパスと似た「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」を、期間限定で導入する。こちらはTDR公式アプリから利用可能だ。アプリで対象の設備を選択し、決められた時間に行けば、短い待ち時間でアトラクションを体験できる。

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