「冷やしカレーはじめました」 ルーの下にはひんやり「酢飯」

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本当に酢飯なの?と食べてみる

   冷やしカレーの開発を担当した、チャンピオンカレーの福田諒一さんに取材した。もともと同社のカレーでは、ラードと小麦粉を使用している。ただ、冷やしカレーでは「ラードの使用量を極端に減らした」という。

開発担当の福田諒一さん 冷やしカレーの秘密を教えてくれた
開発担当の福田諒一さん 冷やしカレーの秘密を教えてくれた

   また小麦粉の代わりに、トウモロコシ由来の原料であるコーンスターチを使用。こうした工夫により冷たくてもダマにはならず、一方で水っぽくサラサラにもなりづらいとのことだ。

   ただ火入れの浅さや温度の低さにより味にコクが出づらいと話す。対策として、酢飯との相性のいい和だしや豆乳を取り入れている。なお火入れが弱いとスパイスのとげとげしさが失われづらいため、普段のスパイスより辛く感じる可能性があるとのことだ。強めな辛味の正体は、これかも。

   酢飯を採用したのは、冷たい食品に合うのでは、との考えからだ。でも、僕が食べたときには正直、全然酢っぽさが感じられなかった。酢飯とカレーの組み合わせに、想像していたような違和感が全くなかったのだ。「本当に酢飯を使っているの?」と邪推するJ太。そこで、福田さんに無理を言ってみる。

J太「...シャリだけ食べることはできますか?」
福田さん「あ、できますよ」
シャリだけをいただく
シャリだけをいただく

   ご快諾、ありがとうございます。目の前に、シャリ入りの小皿が置かれる。口にしたその瞬間、富士山だとか浮世絵だとか刺身だとか、そういった抽象的な「和」が頭の中を走る。

J太「あ、酢飯ですね」
福田さん「はい。何の変哲もない酢飯です」

   甘味と酸味と出汁の風味。シャリそのものだ。酢飯と聞けば和風の味わいになるとイメージしがちだが、カレーと合わせて食べると、意外と和のテイストは薄れるとのことだ。

   冷やしカレーは石川県や東京都、京都府など、1都1道1府7県の23店舗で取り扱う。数量限定で7月3日の発売以降、在庫がなくなり次第終了だ。価格は1000円(税込)。

【J子が行く】J-CASTトレンド記者「J子」とその同僚たちが、体を張って「やってみた、食べてみた、行ってみた」をリポートします。
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