以前より牛タンは高騰しているが
一連の販売休止との関連性は不明ながら、牛タンをめぐっては、以前から仕入れ価格の高騰が指摘されている。2021年10月12日付「J-CASTニュース」では、牛たんチェーン「ねぎし」では同年9月15日のメニューの値上げを実施し、厚切り牛タンが付いた「白たんセット」が1850円から2450円に値上げしたと伝えている。23年6月6日現在では、同セットは2550円となっている。
J-CASTニュースがねぎし運営会社に取材したところ、背景として、食肉の仕入れ元であるオーストラリアでの干ばつにより牛のエサとなる牧草が減少したことや、新型コロナウイルス禍による海外での食肉加工工場の労働者不足などがあったとの説明だった。
2022年12月18日付日刊ゲンダイデジタルでは、焼き肉店での牛タン価格の上昇について報道し、2~3年前に比べ価格が「2~2.5倍程度高騰している印象」と説明。同記事内で取材に応じた焼肉店経営会社の社長の話によると、円安の影響で輸入牛の価格が高騰しているとのことだ。