「二陽」「第2波」
テレビ朝日は6月1日、「中国にコロナ"第2波"迫り来る実感 ついに自分も感染」という冨坂範明・中国総局長電を報じている。
それによると、中国で最近、よく聞く言葉に「二陽(アーヤン)」がある。新型コロナ検査で「2回目に陽性になる」という意味だ。
また、「第2波」という単語も、ニュースで見かけることが多くなったという。「ゼロコロナ政策」からの転換期、去年の終わりから今年の初めに発生した感染の大爆発が「第1波」。ところが、再びコロナ感染の波が来るのでは?という懸念が、いま中国で高まっている、というのだ。
冨坂総局長も西安出張中に感染。北京のマンションで療養を強いられた。支局スタッフの家族、上海の同僚、同じマンションの住人、大使館の知り合い、多くの人が、同じようなタイミングでコロナに感染しているという。
中国政府のコロナ専門家チームを率い、国民からの信頼も厚い感染症の専門家、鍾南山氏は、5月22日に開かれたフォーラムで、「6月末に第2波のピークがくる」として、週におよそ6500万人の感染者が出るという予測を発表済だという。