「鎖」作りにトライ
ChatGPTと、Blenderの組み合わせ。単純な形を繰り返して表示するのは得意分野なのかもしれない。そう考え、「鎖」作りに挑戦する。GPTに「鎖の形を作りたいです。縦長の輪が、合計30個つながった物体です」と指示する。
ChatGPTは「以下のスクリプトはトーラス(ドーナツ形状)を作成し、それを鎖のリンクとして使用します」と回答し、淡々とスクリプト文を生成した。コピー&ペーストで実行すると、ドーナツ状の物体が30個並んで出てきた。全て同じ方向を向いて並んでいるため、つながりを欠いて鎖を形成できていない。
ひとつ目のドーナツは縦向き、次のドーナツは横向き、という具合で互い違いにつながるよう指示するなど、試行錯誤する。最終的には、奇数順のドーナツは正面を向き、偶数順のドーナツは側面を向く。そんなドーナツが次々と出現するスクリプト文が出力された。偶数順のドーナツが水平方向に90度回転すれば鎖らしくなるのだが、うまくいかない。
記者のChatGPTへの命令内容が甘いのかもしれない。手動で側面を向いたドーナツをそれぞれ水平方向へ倒してやると、少し鎖らしくなった。
「素人でもすぐに3Dモデル制作のプロに」とはいかなかった。ただ、プログラミングやBlenderに明るい人なら、生成されたスクリプト文を修正しつつちょっとした単純な構造物を生成するのに便利そうだ。