花粉の発生量半減目標は30年後 「発生源」スギの伐採なぜ進まない

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日本では7割がスギ花粉症

   厚生労働省のウエブサイトによると、日本では花粉症の約7割がスギ花粉症。これは日本では、スギ林の面積が大きく、全国の森林の18%、国土の12%を占めていることなどによる。

   ニッセイ基礎研究所のレポート(22年03月08日)によると、花粉症はどの国でも発生している。地域によって生育する草木が異なるため、花粉症を引き起こす草木も異なる。欧州各地ではイネ科、米国ではブタクサなど、豪州ではアカシア(ミモザ)、南アではイトスギが有名だという。

   スギは日本固有種であるため、スギ花粉症は日本の特徴だ。逆に言えば、日本ではスギ対策ができれば、花粉症が大幅に減る可能性がある。

   このため、すでに花粉の少ないスギ苗木の生産は進められているが、2019年段階では、まだ全体の半数程度にとどまるという。

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