女子大に「工学部」続々誕生 共学の理系大学には「女子枠」も

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文科省が後押し

   一方、共学の理系大学でも「女子獲得」の動きが強まっている。

   芝浦工業大学は2018年度入試から、特に女子学生が少ない工学部機械電気系4学科に「公募制推薦入学者選抜(女子)」枠を設けた。22年度入試から工学部全9学科へ、その後さらに全学拡大した。

   名古屋大工学部は、23年度入学の学校推薦型選抜で、募集定員の半数を女子にした。東京工業大も、24年度入試から「女子枠」を設ける。東京理科大も、女子受験生に限定した総合型選抜を24年度入学生向けの入試から新たに始める。工学系の3学部16学科で計48人の枠を設けるという。

   読売新聞によると、文部科学省は、理工系分野に「女子枠」を創設するよう各大学などに促している。理工系専攻の女子学生が少ない現状を変えたいとの考えによる。 女子大の新設工学部に行くか、女子枠ができた共学の理系を目指すか、優秀な女子受験生にとっては選択肢が増えることになりそうだ。

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